新郷市(中国)の木材市場の現況(2019)

新郷市は中華人民共和国河南省の北部に位置する都市で、中国では「地級市」と分類されています。
安陽市や鶴壁市、開封市に焦作市といった合計8つの都市や省に隣接している新郷市の総面積は8629並行キロメートルです。2014年時点における総人口は600万人以上とされています。木材市場と深い関係にある森林資源よりもマーケットや二次産業、あるいは三次産業のイメージが強い都市です。それは新郷市が北京から広州を繋ぐ京広鉄路と新郷から焦作を股にかける新焦鉄路のスタート地点であり、衛河水運の要だからであります。その勢いは凄まじく、近隣の農産物は必ず集められるほどです。すなわち交通の発展地であるわけですが、綿花の大きな市場が儲けられているところが特徴的と言えます。そのため紡織工業や製紙工業などが発達しているほどです。
これらを踏まえると新郷市もまた中国の木材市場の現状の影響を受けているのは言うまでもありません。
2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博をきっかけに大規模な市場となった木材市場は留まる事を知らず、中国国内の木材の自給率が低下しています。おかげで木材の調達は輸入を頼っていますが、その取引は違法な伐採や輸出が横行するほどにまで達しているのが現況です。かといって今後の取引で無視するわけにもいかず、少なくとも現時点では中国の需要が低下する傾向は見受けられません。
新郷市は交通で発展している都市であるため、木材の取引も利益の1つです。
また都市である以上、内装材や家具の需要もあるので市場全体の需要と成長の助けになるのは間違いありません。今後とも木材市場の影響は続くはずですが、この成長がいつまで続くかが問題です。勢いに任せて木材を用いた建築物を立てても維持する費用と目途がなければ数十年後には廃墟、もしくは人が住めないような不衛生な環境になります。日本で言うならバブル崩壊とともに廃墟になった山梨県の清里のキャデラックハウスが良い例です。