湛江市(中国)の木材市場の現況(2019)

湛江市周辺地域には、家具製造企業が多数集まり、主に国内向けの家具を数多く製造しています。湛江市の国道沿いにはその家具の販売所が並び、湛江市の木材市場も注目されています。現況においても中国の経済発展は続いており、家具への高い需要も続いているようです。湛江市では、合板の生産でも有名です。2009年に日本の農林水産省が、林産物外国認定工場として、湛江市内にある合板製作事業所を2つも認定しています。合板には、家具以上に大量の木材が必要とされますから、木材市場も活況を呈することとなります。
湛江市のある珠江デルタ一帯では、中国の改革開放がおこなわれるようになって以降、家具生産が盛んにおこなわれるようになりました。技術が蓄積されたこともあって、その生産量は国内でも圧倒的なものとなっています。この地が、中国の家具生産をリードしてきたとも言えそうです。
まだ中国が発展途上にあった1980年代から、台湾や香港などからの外資が導入され、賃金水準が低かったメリットも生かし、輸出向け家具の大量生産が始まっていましたが、2000年代になると、欧米資本も盛んに導入されるようになりました。その結果多くの企業がこの地に集まり、輸出向け製品を更に多く生産していくようになります。展示施設や販売所も整備され、2008年の世界金融危機までは欧米向けの輸出が盛んにおこなわれていたものです。
世界金融危機以降は、欧米への輸出がままならなくなったため、主に国内向けに販売されるようになりましたが、国内では経済発展が進み、家具の需要は続きます。国内以外では東南アジアや中東に、消費地を求めるようになっています。販路が多角化したこともあり、生産品への需要は続いているようです。合板の需要は国内だけでも相当ありますから、木材の需要は続き、木材市場も活況が続いています。農林水産省に認定を受けた工場もあり、この地の木材はますます注目されていきそうです。