赤峰市(中国)の木材市場の現況(2019)

赤峰市は中国の内モンゴル自治東南部に位置する市です。気候区分上はステップ気候に属しています。そのため、冬は寒冷乾燥が厳しく、夏になると温暖かつ多雨な気候となります。それゆえに木材を生産することは容易でなく、木材への需要は高いです。

 

歴史的に見ればシラムレン川、ラオハ川流域は中国文明を支えてきました。増加する人口により、住宅への需要が高まりを見せてきました。住宅に使われる木材の購入を希望する方も多く、木材市場は賑わっています。モンゴル民族がすんでいるエリアでもあります。

 

1949年に中華人民共和国内モンゴル自治区ジョーオダ盟が成立し、ますます人口の流入が増していきました。中国では1990年代に一人っ子政策を行っていたので、一時の人口増加が止まりつつありました。2000年代に入るとこの一人っ子政策の問題点が次々と露見し、のちに廃止されることになりました。この政策が廃止されて以降、再び人口が増加しており木材への需要も再燃することとなっています。赤峰市のある内モンゴル自治区は中国政府が1947年に設置した自治体です。中国ではその国土の大きさから地方分権が進んでいるところもあります。

 

内モンゴル自治区ではその名前からモンゴル民族が多く住んでいると誤解されることがありますが、他の中国の領土と同じく実際には漢民族が多く住んでいます。他にもダウール族やエヴェンキ族、オロチョン族などが住んでいているという特徴があります。かつてモンゴル民族の分離独立運動が行われたこともありましたが、厳しく取り締まられるようになっています。他にも英雄視されているチンギス・ハーンを侮辱する行為が刑罰の対象になるなど、この土地独特の文化があるのも特徴です。木材価格が高騰する一方でレアアースの産出量が多く、潤っている部分もあります。現況でも高めの木材価格ですが、今後さらに上がっていく可能性もあります。注目の市場となっています。