朝鮮半島の木材市場の現況(2019)

これまでは戸建住宅が多かった韓国国内ですが、高層マンションの建築が加熱しているため、室内空間の内装材など建設に際し、一棟あたりに多くの木材が求められています。
一方、従来通りの戸建住宅を含む木造建築物の右肩上がりで増加傾向にあり、2007年に1年間で6千棟を記録いた棟数が現況では1万5千棟以上にものぼります。
木材の需要の高さに伴い木材市場は活気付いていますが、朝鮮半島は元来自給率が高くないという特性があり、2017年に記録された情報においても自給率は20%となっています。
高まる木材の需要に対応すべく、20%分の自給率と共に輸入木材も積極的に使用しており、木材の輸入先として高い割合を占めているのは中国産と日本産です。
中でも日本産に関しては日本ならではの四季がはっきりとしている気候がもたらす上質な木質が高評価を得ており、見た目と木材がもたらす効果の両面で優れているとして、朝鮮半島の住宅の内装材でふんだんに用いられています。
そして、日本においても世界に向けた木材の輸出先として韓国への輸出量が取り分けて多く、原木の丸太と共に加工済みの製材も数多く輸出され、輸出額の総額は40億円にもなります。
また、以前は杉と檜が朝鮮半島に向けて輸出される機会が多かったものの、今日では杉に比較し檜の需要が著しく上昇しています。
その理由は朝鮮半島では健康面で檜がもたらす効能が高いという認識が広く広まった様子が関係しており、受験が重要視されていて長時間にわたって勉強に励む子供のデスクやベッド、子供部屋の内装に使用して集中力を高めたりリラックス効果を生み出させたいと考える事例が増えているためです。
同様にリラックス効果を得るべく寝室に檜を積極的に取り入れる方も増えており、世界的に見ても睡眠時間が短い韓国ならではのお国柄が感じられる木材市場の動向になっています。
このように、朝鮮半島の木材市場は過去の伐採により輸入に頼る機会が多い状態が続いていますが、植樹を行った森林の木々が順調に成長している現況から、今後は朝鮮半島では自給率が高まり輸出量も増えていくという木材市場の変化が見られるようになるのは必至です。