ニウエの木材市場の現況(2019)

ニウエはニュージーランドの北東にある島です。ニュージーランドとの自由連合関係と取っているという特徴があります。面積は259平方キロメートルとなかなか広いものの、人口は徐々に減少している傾向があります。人口が減少している理由の1つが経済の停滞です。これによって、木材需要は低下しているといえるでしょう。

 

ニウエの主産業となっているのは農業です。パッションフルーツやライム、バナナなどは様々な地域へと輸出されています。農地不足、水不足、サイクロンの常襲という問題によってなかなか経済発展を望むことが難しいとされます。ニュージーランドまでの距離が近いので移住をしている方も多くおられます。しかし、ニュージーランドとしてもニウエを経済的に盛り上げることは非常に重要であると考えています。そこで注目されたのが観光業です。1990年代からニュージーランドは積極的に経済援助を行いました。これにより、空港の拡張やリゾートホテルの建設が進められます。この時にはかつてないほど木材市場がにぎわっていたとされます。ところがこの観光政策はあまりうまくいかなかったため、定期便が徐々に撤退してしまうというピンチに陥りました。その後も様々な施策が検討されましたが、ニュージーランドの財政破綻を招く恐れがあると野党から反発されたことなどにより、計画はとん挫することになります。そのような背景から木材市場は決して順調ではなく、人口減少もあいまって日本から輸出することはかなり難しいといえるでしょう。今後何らかの機会によって観光地としての注目を集めた際には木材需要が高まる可能性もあります。現況では厳しいというのが実際のところです。ニュージーランドの経済状態も木材市場に多いな影響を及ぼします。そのため、この島に木材を販売することを検討している場合は、ニュージーランドを取り巻く環境までを含めてチェックしていくことが重要となっています。