パキスタンの木材市場の現況(2019)

パキスタンの木材市場の現況は、中古車産業と密接な関係があると言われています。木材の輸出が盛んなパキスタンにあって、日本や中等、そしてロシアなどの港に木材を運んだ後に中古車を同じ船に積んで本国に輸入するという産業形態がすでに成り立っています。日本でも中古車産業に従事している中東出身者は多く、様々な形態で多くの人が関わっていることが調査によりわかってきているのです。通常、木材をおろした後は荷物は空っぽになってしまうことから、何も積まずに帰国することは余り効率的ではありません。このような状況から考えついたのが、本国で人気の高い中古車を積み、新たな利益に変えようという取り組みです。実際、日本の中古車の多くがパキスタンを経由して中東やアフリカへ販路を拡大していることから、これらは重要な産業であり急成長を遂げている分野でもあるのです。パキスタンは中国との結びつきが強い国でもあることから、近年木材の需要が高まっている中国に輸出される機会が増えてきました。中国はすでにバブルの崩壊が懸念されている国ではあるものの、以前好景気が続いていることから建設ラッシュが相次いでいます。建設需要からパキスタンの安価な木材の需要が伸びており、インド洋を経由して中国の港へ輸出がなされているのであります。ただ、パキスタンとインドは長年政治的な対立を続けており、度々経済活動が停止されたり不安定な状況であることから、この国にとっては中国のほうが安定的に供給することが出来ることから得意先となっているのです。中国側としてもパキスタンとの関係を強めることでインドを牽制することができるというメリットを享受することが出来ることから、経済的結び付きをさらに強めています。こうした他近隣の大国の意図をよく読みながらパキスタンという国は経済的有利に働くことが出来るように政治力を付け、上手く立ち回りを見せていることが特筆すべき点であるのです。