ポーランドの木材市場の現況(2019)

ポーランドの森林率はだいたい3割程度とされています。OECD諸国でチェックをしていくと下から数えた方が早く、木材市場に色々と流出していますが、最近ではこの動きが止まりつつあります。ポーランドにはビャウォヴィエジャの森と呼ばれるヨーロッパ最大の原生林があります。虫に食われる被害が広まり、これを守るために伐採を行うというのが本来の計画でしたが、世界遺産委員会で審議が行われ、かなりの議論が交わされるなど伐採の動きに大きな注目が集まっています。それだけポーランドは自然が豊かで歴史も深い自然を抱えており、状況は他の発展途上国とは異なります。

 

しかし、違法な伐採がおこなわれているのは事実であり、商業的な伐採が進み、多くの合板が作られている状況です。虫が食っているのでそれを防ぐために伐採をしているという言い訳を見つけてそれでなんとか現状を認めさせようとしています。それだけ木材市場では需要があり、その現況もまずまずと言えます。家具や建具など様々なものに活用され、OSB合板としても知られており今ではカナダかポーランドかと言われるほどそのニーズは高いです。それを支えるように伐採がおこなわれていることから、世界の国々では危惧する声が高まっているというわけです。ただ今後もこのニーズは続くことが予想されます。

 

しっかりと森林保護が実施されていれば何の問題はないものの、残念なことに政府はそれに力を入れていないというのが現実です。その状況を知らないユーザーからすればポーランドの高品質な木材を手に入れられることは素晴らしいですが、将来的なことを考えると手に入れられる可能性は少なくなり、価格も高騰しやすくなりそうです。現時点でも高騰が続いている状況ではありますが、さらに危機的な状況を迎えたり、世界的に問題視する声が高まると木材市場の現況にも影響を及ぼすことから、ここ数年のポーランドの森林伐採を巡る動きは注目するべきです。