カタールの木材市場の現況(2019)

カタールの国土面積は約1万平方キロメートルであり、日本では秋田県とほぼ同じかやや狭い面積です。産油国として知られ、多大な影響力を与えていることは明らかですが、森林に関しては森林が全くなく、森林率は0%とほとんど森林がない状況であることがわかります。高温になりやすいことや降水量がほとんどなく、飲み水は海水を淡水化したものを利用するなど非常に大変な環境下にあるため、森林が育つような環境にないことは間違いありません。木材市場の現況を見ても、カタールの木材が今後木材市場で取引をされるような状況になるとは到底思えないというのが実情です。

 

マングローブの植林がおこなわれるなどカタールでも緑化に向けた動きがあったことは事実です。しかし、その動きが広まるということはなく、現状ではマングローブもバラバラに存在している状況と言えます。他のエリアでは緑化に向けた動きというものは行われていますが、カタールにおいてはそこまで手が回っていないのが実情です。もちろん設備を利用して芝生の緑化などはできているものの、木材市場に参入できるような環境には全くなく、最初から砂漠化が進んでいるような地域でもあるため、砂漠化を食い止めるための植林すら行われていないという背景もそこにはあります。

 

ただ砂嵐が相当ひどく、太陽光を遮るレベルになるなど生活に重大な影響を与えているのも事実です。これを防ぐために植林に立ち上がる可能性は十分に考えられます。その際にかなり先の未来において木材市場に参入できるような状態になる可能性も否定できません。淡水化のプロジェクトが始まる前は飲み水にも制限があるなど産業も広まりが限られていました。これが改善されたことで大きな発展がみられたように、植林によってさらなる産業の発展も考えられます。マングローブの植林など様々な困難があり、なかなかうまくはいきませんが、カタールが木材市場に打って出る日は来ないとは言い切れません。