ルワンダの木材市場の現況(2019)

ルワンダではコーヒーの木が国章に描かれているほどで、木が人々の暮らしに密着した存在となっています。現況、ルワンダでは木材は煮炊きに使われることが多く、木材市場を見る上でもそれは無視できないものとなっています。アフリカ大陸での電力普及率は42%と決して高くはなく、ルワンダの2014年時点での電力普及率はそれよりもさらに低く、22%でした。そのため、日常生活でのさまざまな場面で木が燃料として使われることになっているようです。
日本では植物と言えば木と連想されがちですが、アフリカ諸国では木以外の植物も多く、それらを木材の代わりに燃料に用いる試みもおこなわれるようになっています。こうした試みが成功していけば、木材を燃料に消費されることも少なくなっていくことでしょう。先進国では木材を燃料に使うのは良いこととされていますが、それは電気やガスが完備している社会での話であり、国民の多くが燃料を木に頼るということになると、木材は不足しがちになります。アフリカでは人口が増えており、消費型の生活も普及しつつありますから、木を燃料に利用してもそれほど支障がなかった昔とは事情が異なってきています。
ルワンダでは、90%以上の国民のエネルギー源が木材となっています。森林を保護するため、1989 年から1993年にかけては苗木の無料配布などがおこなわれていました。しかしその活動も停止され、天然林や人工林の破壊が進む一方となりました。その後1999年から再び森林保護の動きが活発化し、2010年には新国家林業政策が施行され、現在に至っています。2010年時点でのルワンダの森林面積は、国土の18%ほどでした。このうち原生林は、わずか2%ほどです。人々が木をエネルギー源として頼る現状が続くことになれば、森林保護は難しくなり、現在その対策がさまざまになされています。
国内にわずかに残る森林は現在、国立公園か保護地域として守られています。