サウスジョージアの木材市場の現況(2019)

サウスジョージア島は、南大西洋上にある島です。
南米大陸の南にあるフォークランド諸島から、東へさらに1,000kmの地点にあるイギリスの海外領土です。
全長は167.4kmあり、幅は1.4kmから37kmと細長い島になっています。
サウスジョージア島は、1675年にロンドンの商人が発見したとされ、古い地図では発見者にちなみロシェ島と書かれています。
クックの発見以後はサウスジョージア島には捕鯨者が集まり、1900年代にはノルウェー人が捕鯨を行ったことから定住者も増加しました。
一時期はノルウェー人を中心に人口が720人に達し、捕鯨の基地として重要な島になります。
1982年3月に発生したイギリスとアルゼンチンのフォークランド紛争では、一時的にアルゼンチン軍がサウスジョージア島に侵攻し占領しました。
しかしパラケット作戦によりイギリス軍が再奪還され、現在もイギリス領となっています。
現在のサウスジョージア島は、グリトビケンに2人の定住者がいるのみです。
捕鯨がイギリス政府によって禁止されて以降は定住者が去りましたが、2001年に一般人の入島が認められ少人数で生活しています。
南極大陸に近いサウスジョージア島は、ケッペンの気候区分では極地ツンドラ気候に分類されます。
そのため表土は覆う木々は生えておらず、4月から11月の冬期は雪に覆われ一面は銀世界になる島です。
島内に木々が存在しなければ、当然ながらサウスジョージアには木材市場は存在していません。
現況の木材市場に関する資料や統計などのデータも一切なく、今後も木材に関する取引は行われないでしょう。
人口も少なく木材市場も存在しないサウスジョージア島は、ゾウアザラシ・オットセイ・オウサマペンギンなどの繁殖地です。
木々も生えず木材市場が成り立たないほどの厳しい自然条件なので人間の居住者は限られていますが、寒さに強い動物たちにとっては安心して暮らせる楽園の島と言えるでしょう。