セント・マーチン島の木材市場の現況(2019)

セント・マーチン島は、カリブに浮かぶコスモポリタン共同体でオランダ及びフランス領で島の真ん中で2つの国に分断されています。オランダ語とフランス語を母国語とする複雑な政治体制になっており、各々独立した国を形成しています。通貨は、ユーロが使われており貿易活動は両国独自の体制で行われているのです。とはいっても、簡単に両国を行き来できるので実質は1国と言ってもおかしくありません。

 

木材市場も現況は2分されており、仏領セント・マーチン島は、仏領の西インド諸島のうちで随一のカリビアン・ラグジュアリ・リゾートとなっています。チーク材の供給および仲介貿易が行われています。リゾート地であり木材を輸入して原材料として高級家具に加工して観光客が購入することで産業としているのです。またヨーロッパ諸国へ家具として輸出も行っています。

 

オランダ領セント・マーチン島は、世界の木材輸入国の第146番目に位置しており木材取引が最近でも活発に行われていることがわかります。またセント。マーチン島の特色は、完全に免税で買い物ができることです。このためショッピング目的で訪れる観光客も多く、この地で家具を購入して本国に送付するほうが安く高級家具を購入できるメリットがあります。このためビーチだけでなくチーク材などの南洋木材を利用した家具製造がさかんに行われているのです。

 

カラフルなセント・マーチン島の商店では、ヨーロッパから輸入されたブランド商品を販売しています。リゾート地ならではの高級物資がやり取りされているのは、すべての商品が免税措置が取られているからです。したがって、原木を扱う木材市場の現況は、活発に取引が行われており中継点で木材が集積され、オランダ・フランスを通じてヨーロッパ諸国に流れていくルートが確立されています。

 

かって植民地であった国は、現在も支配下にあるのはこのような中継貿易の基地となりうる要素をセント・マーチン島はもっているからです。その恩恵は、フランス・オランダが享受しています。