スーダンの木材市場の現況(2019)

スーダンは北東アフリカに位置していて、首都はハルツームで面積は185万平方キロメートルで人口は3千4百万人で、公用語はアラビア語と英語です。1956年にイギリスとエジプトから独立を果たしました。2011年には南スーダン共和国が分離独立し、それまでの間はアフリカで最も面積の大きな国でした。古代エジプト王朝の影響を受けた地域でしたが、紀元前23世紀にクシュ王国を建国しました。その後エジプト王朝に制圧された後に再興し、牧畜と農耕が主産業であり鉄の産地としても有名です。4世紀に入ってからはキリスト教を信仰する国となりましたが、16世紀にイスラム教を信仰する国となります。1840年に締結されたロンドン条約でイギリスの保護下に置かれるようになりました。1956年の独立前後に起こった内戦は、北部のアラブ系のイスラム教徒と南部の非アラブ系の人々との間での戦いで、1972年まで続きます。1983年になるとイスラム法を導入した政権とこれに反発するゲリラとの間で再び内戦が起きました。この内戦は2001年の覚書調印まで続くことになります。その後もさまざまな紛争が国内で起こっています。2011年の南スーダン独立は、南部自治政府による住民投票の結果を踏まえて国連介入の元に実現しました。
GDPは667億ドルでアフリカ内では第7位に位置しますが、国民一人当たりのGDPは世界平均の実に20パーセント程度であり、国内経済は破綻状態です。国土の大部分は農業に不向きな土質でありますが、灌漑によって小麦と綿花の栽培が行われていて、石油とレアメタルの地下資源と共に経済を支えています。
石油などの枯渇エネルギーから再生可能エネルギーへの転換を図る動きはここでもあります。南スーダンからの難民が、避難生活を送るために伐採された森林の再生を目的として、植林活動がなされています。この植林活動で得られた木材は、難民シェルター建設の資材だけでなく、バイオマス発電による電力の持続的な安定供給に期待が集まります。スーダンの木材市場の現況は、先行き不透明ながらも確実に根付いていて、これからが諸外国からも注目を集めています。