シエラレオネの木材市場の現況(2019)

シエラレオネにおける木材市場は、活発に行われているわけではないということが現況です。木材が行われ始めたのが15世紀頃と考えられています。シエラレオネでは18世紀になるとこれまで貿易の主要となっていた奴隷と代わって、木材の輸出が活発に行われるようになりました。このときの主な輸出先はヨーロッパです。
しかし時代の流れが変化していくとともに、シエラレオネにおける木材市場は徐々に衰退していくことになりました。外貨を獲得するための輸出品はボーキサイトや鉄鉱石、ダイヤモンドというような一次産品へと変化していき、木材を輸出する割合はどんどん減っていきます。内戦がおよそ10年間勃発していたということもあって、国内の農業生産の割合は大幅に減っていき病院や学校、道路などといった社会的なインフラが機能しなくなり経済の停滞が著しくなりました。内戦が終了した後は、国際社会から支援をしてもらったということもあって、行政組織や農業生産などの分野がだんだんと復興していき地方におけるコミュニティが次第に再建していくようになったのです。
現在のシエラレオネを支えている主な産業として挙げられているものは、カカオやコーヒー、米などといった農業及び鉱業です。その他には海外から支援を受けることによって得られた観光・配送・小売などのサービス部門も好調となっています。しかし以前は規模が大きかったとされている木材市場は勢力が衰えていき、現在ではシエラレオネの主要となっているわけではありません。
シエラレオネの木材市場はそれほど大きいというわけではありませんが、全く行われていないというわけではなく輸出額は国際的にみると低い順位ではないと言えます。一方で輸入額は国際的にみて非常に低い値となっています。このことからシエラレオネの木材市場は、輸入に頼っているというわけでなく自国で生産していると言えるでしょう。さらに輸出することによって国内の経済を助けているという側面もあります。