サントメ・プリンシペの木材市場の現況(2019)

サントメ・プリンシペは島嶼国家で、西アフリカのギニア湾に浮かぶ火山島のサントメ島とプリンシペ島、そしてその周辺の島々から形成されている共和制の国家です。サントメ・プリンシペの首都はサントメで、この国の面積は約960平方キロメートルとなっており、これは東京都の広さの半分くらいになります。
サントメ・プリンシペにはバンノキやマンゴー、パイナップルやカカオの木、アラビアコーヒー等の樹木が見られ、浜辺にはヤシの木の並ぶんでいるという光景があります。この国では約17万人の島民たちは、サントメ・プリンシペの主な輸出品となっているカカオの栽培に関連する仕事や農業や漁業に携わっているという状況になっています。
この国の第一の産業として挙げられるのが農業のカカオの生産で、輸出額の約94%をカカオ豆が占めているということもあり、サントメ・プリンシペはカカオ輸出に依存する農業国なのです。単一の農産物に依存する経済基盤は脆弱といわれており、資本不足などもあって生産量は落ち込んでしまったり、価格などが不安定になっていくことで経済不振が長期化するといったことが起こっているといわれます。また、観光産業はそれほど活発とは言われておらず、食糧や生活物資の大半は輸入に頼るといった状況となっています。
この国では木材市場は活況な現況とはいえず、林業も盛んではないと伝えられています。また、輸出品であるカカオ豆の他、農産物としてココナッツやタロイモ、バナナやキャッサバなどが栽培されていますが、カカオ以外は自給用の作物となっています。ただ、2003年ごろにナイジェリアとの油田の共同開発案がまとめられ、鉱区の国際入札なども行われました。そして中国石油化工によって落札され、海底油田開発なども進められてきました。現在、石油の多くは中国向けに輸出されている状況となっています。
このように、サントメ・プリンシペでは木材市場は活況とはいえない現況があるといえます。