サモアの木材市場の現況(2019)

サモアは西側のサモア独立国と、東側の南太平洋のポリネシア地方にあるアメリカ合衆国の自治領があります。このエリアは独立国の南東にあり、アメリカ自治国となっている関係でアメリカンサモアとも呼ばれることがあります。言語として公用語はサモア語と英語で、家庭内ではサモア語が主ですが、公文書などは併記されることもありますので英語が通用する地域と言っていいところです。

 

その主な都市バゴ・バゴがあるトゥトゥイラ島は人口15,500人が居住して6つの諸島からなっており、それらの島は中央部に高い山があって、平地が少ないと言う特徴があります。諸島全体での最大高地は、サバイイ島中央部の標高1,858mのシリシリ山で、アメリカンサモアの中での最高峰はタウ島のラタ山の963mです。

 

 

そして気候は熱帯貿易風気候で、年間を通じて高温多湿、カカオやバナナ生産・マグロ漁業・林業や酪農も行なわれています。山々は起伏のある山腹や小さな谷があって沿岸域が狭く、肥沃な土壌があります。この恵まれた環境から、島全体で豊かな植物の植樹・植生が行なわれています。年間降水量が5000〜6000ほどあり、これも植物の植生に好環境と言えるでしょう。

 

アメリカンサモアにはアグロフォレストと呼ばれる熱帯林を占める樹木があり、その果実や樹木の一部は食料とされたり、医薬品の材料、可燃材としても利用されることがあり、そして樹木の中には、単独あるいは複数で構成される林が、作物の生育のためになっていたり、日陰や防風の役割を果たしていることもあります。これらの樹木はCocos nucferaなど12種類ほどが挙げられ、また現地では特有の呼称で特別な木材市場の樹木としての扱いを受けています。

 

これらの木々の現況は、世界的な木材市場としての具体的な数字では表せないものとなっていると推測されますが、東サモアにとっては豊かな島の天然生成物という点で、重要な存在であると考えられます。