タイの木材市場の現況(2019)

タイは、Kingdom of Thailandというタイ王国と呼ばれている国で、バンコクを首都に日本の国土の1.4倍の国土面積を持っています。主要言語は公用語のタイ語をはじめ、ラオ語・カンボジア語・マレー語・中国語が使われていて、国全体の93%以上が仏教徒なのが特徴です。
タイでは、米や天然ゴムの農業と観光業が主要産業となっていて、日本においては主に電気機器などの機器を輸入しています。
タイには森林も多く総面積の40%近くを占め、人工林も存在し天然資源省が森林行政として、王室林野局が保護区以外の森林を管理し、保護区の森林は国立公園保全局や野生動物保全局、沿岸林は海洋沿岸資源局が管理を行なっています。
森林やおよび林業においては、森林管理法など20以上の法律で規制されていて、1989年の丸太伐採禁止法施行により林業は輸出などではなく保全を目的となり、経済植林マスタープランが作成されてからは、民間企業の私有地の植林を推進を図っているのが現状です。
森林面積の減少はタイの深刻な問題であり、天然林の伐採が禁止されてから緩やかになり増加している傾向にありますが、この増加にゴム植林などの植林面積が含まれているため、天然林面積はまだ減少しています。
タイでは人工造林として、1906年のチーク造林を試験的にスタートしたことから始まっていて、現在ではユーカリやビルマカリンを含めた3種類が主要樹木です。
天然林の伐採は原則的に禁止されているため人工林の木材を使用することとなっているため、ユーカリとゴムが用材として使用され製材を輸出しています。
木材の加工用の丸太は、当然のことながら全て輸入に頼っていることから、紙やパルプ、家具などの製材工業による生産物の加工貿易が利益に繋がる原動力です。
タイの木材市場の現況では、かつて主流であった薪炭材の生産は過去と比較すると減少していますが、パルプなどの用材は増加している傾向にあります。