トケラウ諸島の木材市場の現況(2019)

トケラウ諸島はニュージーランドの島で、その海抜は5mほどですから、現況は地球温暖化による影響が懸念されています。トケラウ諸島は3の環礁から成り、島には椰子の木が生えてはいますが、木材市場において輸出できるというような状況にはありません。日本政府によって無償提供されたフェリーが月に1度運行しており、木材輸出よりも観光のほうに将来性がありそうではあります。観光地としてブレイクすれば、木材需要は増えそうです。島の中央に湖があるネックレスのような形状の島々であり、面積も狭く人口も少ないため、リゾート地として人気が出そうな美しい景観が保たれています。
島には電力が普及しており、椰子の木が伐採されて燃料になるといったことにはなっていません。電力は太陽光発電によってまかなわれています。電力を100%太陽光発電でまかなうという点において、トケラウ諸島は世界初の地域です。太陽光発電が完備されていますから、貴重な椰子の木は守られそうです。トケラウ諸島では時給のための農業と漁業がおこなわれており、木材が頻繁に使われるという状況にはないようです。島内の建物や橋の手すり、カヌーなどで木材の需要がある程度と見られます。
トケラウ諸島には空港がなく、移動手段は船となります。観光客が訪れる場合は、月に1度運行しているフェリーを使うことになるため、ひと月は滞在することになります。木製のカヌーで島の周辺を巡り、リゾート気分を満喫することはできそうです。トケラウ諸島では伝統的に木製のカヌーが使われており、このカヌーをつくるための木材の需要は現在もあるものと見られます。ただ必要量はそれほど多くはなさそうです。島内の人口は2013年の時点でわずか1,353人であり、フェリーの運航日数が少ないために、外部から訪れる観光客もそれほど多いわけではありません。
1989年に既に国連で警告されたように、地球温暖化による水没が懸念されている島々です。