タンザニアの木材市場の現況(2019)

タンザニアの正式名称はタンザニア共和国であり、東アフリカに位置する共和国でイギリス連邦の一員でます。ケニア、ルワンダ、ザンビア、モザンビークなどの多くの国と接し、またインド洋に面します。総面積が95万平方キロメートルある中において人口は4600万人であり、人口密度は1平方キロメートル当たり39人とかなり小さくなっています。
IMF統計によると、2018年の名目GDPは126,821.19(10億タンザニア・シリング)、実質GDPは52,894.49(10億タンザニア・シリング)となっており、1人あたりの名目GDPは2,484,447.57ドル、1人あたりの実質GDPは1,036,211.64ドルとなっており、近年急成長をし2005年には5%を記録しましたが現在は1.5%程度です。
タンザニアの主要産業は農業であり、GDPの50%以上を占めます。また、農産物の輸出も盛んで輸出の殆どが農産物です。この様な結果、職業分布も殆どの国民が農業に従事する形態となっています。
有名な農産物は、コーヒーでキリマンジャロという銘柄で世界各地に輸出されており、タンザニアの主要な輸出品です。また、淡水魚であるビクトリア湖産のナイルパーチの加工品も世界中に輸出されています。その他の有名な輸出農産物としてはカシューナッツや香辛料であるクローブもあります。
タンザニアの木材市場としては、アフリカン・ブラックウッドやグラナディラと呼ばれる高比重で硬い木材の輸出が行われています。アフリカン・ブラックウッドの特性は管楽器用材料として高く評価されており、オーボエやクラリネットなどの楽器に用いられる材料として世界中で使用されるものです。しかし現況では、この様な楽器用の高級材料用に使用する際の製材時や加工時の製品となる率は大変低く、需要を満たす為に大量のアフリカン・ブラックウッドが伐採される事態となり、森林資源の減少についての危惧が叫ばれています。