ナミビアの木材市場の現況(2019)

ナミビアことナミビア共和国は、1990年に南アフリカ共和国から独立して民主的な政権運営をしている国です。主要産業はダイヤモンド・ウラン・銅などの鉱業です。さらに、世界有数の漁場があることにより、あじ・えび・かになどが取れますし、牧畜を行える温暖な気候が産業を後押ししています。アンゴラ・ザンビア・ボツワナ・南アフリカと国境を接していて、南部アフリカの玄関口として、地理的にも他国との貿易に有利な場所に位置していると言えるでしょう。ナミビアは鉱物資源に頼った経済となっているため、持続可能で安定性がある産業の多角化が求められています。それは国内における経済格差や貧困層をなくすために必要な政策です。ですので、木材市場にも目を向けることが必要でしょう。
ナミビアの木材市場の現況に関しては、ナミビアの森林省が行ったワークショップでの発言で実情を垣間見ることができます。このワークショップは、SASSCAL(気候変動および順応的土地管理に関する南部アフリカ科学サービス・センター)とナミビア・アンゴラ・ザンビアの政府代表などと共に行ったものですが、木材の過剰伐採や規制なき取引が問題になっていると指摘しています。特に、キアート・ザンベジチーク・ローズウッドなど高い価値が見込まれる木材は、建築資材として国内で利用されますが、大半の木材が製材品としてアジアや南アフリカなどに流出してしまっている模様です。この問題を解決するためには、各国間での十分な意思疎通や森林に関する法律の制定及び遵守などが必要となってくることでしょう。
ナミビアは世界銀行によると、有している資源や地理的要素などを勘案すると、アフリカ諸国の中でも高い潜在力を秘めている国とされています。木材市場に目を向けてみますと、木製楽器などに使用されるローズウッドなど高いブランド価値を有している種類もあるわけですから、それらの資源を国の資産として有効に使えるかどうかにかかっていると言えるでしょう。