オマーンの木材市場の現況(2019)

現在の木材市場の輸出の主要国としては南米と東南アジアですが、今後20年先の世界では全く別の可能性が生まれつつあります。その可能性の正体というのが、サウジアラビアやオマーンといった中東の国々です。現在のオマーンなどの木材市場の現況は芳しくなく、それは中東の国々は砂漠に覆われているのが理由になります。中東の国々では赤道に近いこともあり、南からの暑い空気が断続的に入りやすい地形になっているのです。さらに中東は標高の高い山に囲まれていることによって、空気の中にある水分は標高の高い山頂で停まってしまうことで暑い空気だけが落ちてくるために雨が少なく砂漠が広がってしまいます。そのような環境であるため、現在では残念ながら木材市場は盛況とは言えない状況になっているのです。なぜ盛況ではないのにもかかわらず、これから約20年先では新しい可能性として存在するのかというとキーワードはバイオ技術になります。植物は地中からの養分だけでは成長するためには足りないため、葉っぱに存在する微生物の葉緑体を使って作り出そうとします。葉緑体を動かすためには多くの二酸化炭素だけでなく太陽からの光が必要であるため、中東は雨がほぼ降らないので太陽の光が常に照らす状態になり光合成がしやすく植物が育ちやすいのです。しかし何度も言うように、ここで問題になるのが砂漠は乾燥した砂地で水分がないので枯れてしまうという点になります。そこで砂漠地帯でも植物を育てられる研究が進み、例えば日本のバイオ技術で伝統食の納豆を用いたバイオフィルムを開発しています。納豆は菌によって発生した膜で大豆を覆っていることにより、空気中の水分を吸着し放さない特性があるのです。その空気中の水分を離さない特性を生かしたフィルムを開発することによって、少量の水でも流れることなく停滞させることができるので砂漠地帯でも植物を育てることができます。このようにバイオ技術の進歩の効果で、太陽が降り注ぐオマーンなどの中東で植物が育てることができるようになれば新しい水源になるだけでなく木材市場も新しい可能性として定着するといえます。