スロベニアの木材市場の現況(2019)

スロベニアは中央ヨーロッパに位置する国で、アルプス山脈の麓に位置する山岳国になります。スロベニアの首都はリュブリャナで、ヨーロッパの文化や交易の交差路あります。この国には登山や山岳スキーに世界中から観光客がやってくるという観光地ともなっておりアルプスとアドリア海の両方を持つ風光明媚な国として知られています。
スロベニアは全土がケッペンの気候区分の温暖湿潤気候と西岸海洋性気候となっており、気候は農業に向いています。しかし、起伏に富む地形が広がるため、耕地面積が全土の14%くらいと少ないのが特徴です。沿岸部は美しい景色が楽しめるリゾート地でもありますが、クロアチアへと続いているスロベニアの内陸部は石灰岩から形成されているカルスト地形で荒涼とした風景が広がっている不毛の土地となっています。
スロベニアの主な輸出品目は工業製品で、金額で見ると9割以上を占めています。また、輸入品目はこうした製品を加工して輸出するのに必要な材料が多くなっており、スロベニアでは加工貿易が盛んで、林業はこの国ではあまり盛んではないといわれています。そのため、この国の主要産業は工業で、絹織物の生産は際立っているとされていますが、電気機械や自動車、一般機械などが多くなっており、その輸出相手国はドイツやイタリア、クロアチアが挙げられています。
また、輸入については、工業製品が輸入金額の8割を超えているといわれており、それに次いで原料た燃料、食料品となっているといわれます。具体的には一般機械や自動車製品、電気機械となっており、輸入はドイツやイタリア、フランスなどで、これらのEUの国々が6割を超えるといわれています。日本との貿易は、輸入品目は自動車が多く、オートバイや医薬品類などが挙げられ、輸出は衣類や家具、スキー用品といった品が多いといわれます。
そのため、この国では木材については輸入も輸出もそれほど活発でなく、木材市場はあまり活況ではないといった現況が挙げられます。