スバールバル諸島の木材市場の現況(2019)

スバールバル諸島は北極圏に位置するノルウェー領の群島で、総面積は約6万平方キロメートルになります。スバールバル諸島は北極海のヨーロッパに近い場所にあり、バレンツ海やフラム海峡、グリーンランド海やノルウェー海に囲まれています。スバールバル諸島は、唯一の有人島といわれるスピッツベルゲン島などの島々から成っています。
北極圏にあるスバールバル諸島は法律的にはノルウェー領の一部になりますが、スヴァールバル条約などがあり、法制度や行政機構がノルウェー本土と異なった形態をもっているのです。スバールバル諸島最大の町はロングイェールビーンで、この諸島はツンドラ気候帯に属しており、冬の最低気温がマイナス30℃よりも低くなります。また、1 年のうちの4カ月間は太陽が昇らず、樹木の生育は寒さと日照時間などの点からも難しく、木は生えにくい場所となっています。
また、スバールバル諸島では植物は乏しく、わずかに草花が生えるくらいといわれ、維管束類の植物が約160種を超えるくらい記録されていますが、10センチ以上に育つものはほとんどないといわれています。そのため、スバールバル諸島では林業は全く行われていないということになります。
スバールバル諸島で主な経済活動とされているのは鉱業で、石炭が採掘され、年間400万トンくらいの産出があったといわれています。これらの鉱物はほとんどが輸出され、ドイツをはじめとする近隣の国々が鉱物の輸出先となっています。また、今世紀末ごろからは観光業や研究関連産業なども大きく成長しています。
スヴァールバル諸島はツンドラ気候に属しており、冬の最低気温がマイナス30℃以下となるため、大きな木などは生育しないといった現況があり、この地域の木材市場は研究や施設などの建設などの目的等で島外から運ばれる木材等などがあるといえますが、一般的なイメージで考えられるような木材マーケットは存在していないといえます。