トリニダード・トバゴの木材市場の現況(2019)

トリニダード・トバゴ共和国はカリブ海の小アンティル諸島南部にあるトリニダード島とトバゴ島という2つの島とその属領となっている土地から成立した共和制国家です。首都はポートオブスペインで、全体的な人口は130万人と言われています。面積は千葉県よりも少し大きな5128平方キロメートル、海によって隔たれているものの、グレナダやベネズエラなど合計4か国と接している島国です。付け加えるなら用いられている言語は英語にヒンズー語、そしてスペイン語にフランス語が基本とされています。
治安ははっきり言って悪く、通貨も独特なトリニダード・トバゴ共和国の木材市場は芳しくないです。
それはひとえにトリニダード・トバゴ共和国の主な産業が石油や天然ガスといったエネルギー産業だったからに尽きます。トリニダード・トバゴ共和国は独立してから石油と石油化学による収入に力を注いでいたものの、1980年代の石油価格の暴落や経済危機によって規制緩和や構造の調整などの影響を受けました。しかし天然ガスという分野に着手し始めた1993年から収入はプラスとなり、15年間の成長を成し遂げます。ところが2009年から2011年にかけて発生した世界規模の金融が受けたダメージのあおりを受け、伸び悩んだ挙句に規模の縮小に追い込まれているのが現状です。2019年現在でもエネルギー産業の復興は目途が立っていませんが、それよりも深刻な状態に陥っているのは木材市場と断言できます。
トリニダード・トバゴ共和国の森林面積は1990年には全体の47パーセントを占めていましたが、年々減少の一途をたどり、2010年には44パーセント近くに達しました。その減少の勢いは凄まじいものの、2010年以降からは回復の傾向が見られます。つまるところトリニダード・トバゴ共和国の木材市場はひとまず森林面積の回復を待つしかない現況です。回復を待たなければ需要と供給が追い付かないのは言うまでもありません。