ベトナムの木材市場の現況(2019)

ベトナムの木材市場の現況は、木工製品の輸出が年々増加しているため、活況と言えます。木工製品の輸出額は、農・林
・水産物の輸出額全体の3割近くを占めており、アメリカや中国、韓国、日本などへの市場向けの木工製品の輸出は増加しているため、今年度もさらに増加することが予想されます。EU=欧州連合向けの輸出額も年々増加していますので、今年度も増加が期待出来ます。
木材加工業が発展している理由は、ベトナムの国内で原材料を調達出来ることによります。またベトナムの農業、林業部門では、管理能力や労働効率の向上、加工技術の刷新に力を入れる努力をしていることも影響しています。さらに大規模な森林を育て、加工産業に木材を十分に供給出来るような原材料を調達する仕組みについても確立しつつあります。
また木工協会と各企業の間で、違法伐採の木材は使用しないことが公約となり、合法的に伐採された木材の利用や合法木材を原料とする製品を販売し、木材加工産業の信頼を得て持続可能な発展を目指しています。この国の木材市場が潤う理由が理解出来ます。
ベトナムでは製品や市場の多様化を進め、自由貿易協定を締結した国々などの市場を拡大する目標を掲げています。さらには木材の供給源を多様化する必要にもせまられていることが現状です。生産効率の向上や品質の確保、価格の引き下げを目指し、先進技術の導入に投資を強化することも目標となっています。
年々増加する木工製品の輸出額についても、目標を掲げて増大する方針であるため、今年度も昨年と比較をするとさらに増加する可能性が高いと思われます。
またベトナム国民の環境に対する意識の高まりを背景に、ベトナム国内で環境に配慮した製品の需要が拡大しつつあります。木材市場にもこういった意識の高まりが反映され、木材加工業に商機があると予想されています。時代とニーズを踏まえたうえで、ベトナムの木材市場は今年度も明るい見通しを立てることが出来ると言えます。