中国の木材市場の現状(2018)

中国はここ10年、目覚ましい経済成長を遂げています。今では名実共に米国に次ぐ経済大国となり、日本の順位を完全に追い抜きました。中国人観光客の増加がここ最近各メディアで話題になっていますが、今最も勢いがある国です。

 

2018年現在でも経済成長率は依然として高い水準を保っています。いわゆる中間層が経済発展の恩恵を受けているのが、ここ最近の特徴で一般家庭な中国人が新しくマイホームを建てたり、住まいの大規模なリフォームを行っています。

 

この現状を受けまして中国の木材市場が急成長中です。マイホームを建設するためにも、室内をリフォームするためにも木材は必要不可欠です。中国の都心部を中心に、そういった動きが活発化して来ており、日本産の木材の需要も急速に高まって来ました。

 

日本人以上に伝統に対するこだわりは強いです。日本食が富裕層を中心にブームになっているように、最近では日本産の木材を好んでオーダーする消費者が増えつつあります。

 

日本の野山で育った木材は品質が高く、樹齢が長い物は独特の木目と風合いがあり、ビンテージ品のように高い価値を見出されています。日本の木材市場ではコストパフォーマンスに優れたカナダ産の木材の需要が高まってきており、日本産の杉や檜や松の需要は伸びなやんでいるのが現状です。

 

一方で毎年飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長する中国の木材市場へ輸出すれば、下火になっている現状がある日本林業にも活気が戻るでしょう。漁業や農業も一時期は国内の需要が減退し、いずれ淘汰されるのではと危惧されました。ところが両方とも中国を含むアジア市場へ輸出する道が確立されて結果、見事に息を吹き返しました。

 

日本産の檜や杉などの木材は安全性と品質の面で国際的に高い評判があります。むしろ費用対効果よりも伝統と格式、そして純粋に木材の品質で値段を付けてくれる中国の木材市場をメインマーケットにした方が日本の林業は蘇ると言われています。