中国の木材市場の特徴(2018)

経済成長が国民所得向上に繋がり、木造住宅の建築を依頼する国民が増えたため、木材の需要が輸入実績の数値で顕著に顕著なのが中国です。
中国では住宅の内装に木材を使用する特徴もあり、自国生産だけでは需要を賄えない事情もあります。
また中国の場合木材市場の根幹になっている全ての林地が国有管理され、現在は自然保護に重点を置いた政策が施行されている点も原因の一つです。
この影響で建築用資材の価格が飛躍的に高騰し、2000年初頭には国内の輸入量が258万立方メートルになりました。
しかし2018年前後を境に輸入量も少なくなり、制限された木材輸出量は3000立方メートルにまで落ち着いたデータが確認されています。
世界的な視点で見ると中国製木材の輸出先はロシアが多く、リーマンショックと同時にロシアが策定した丸太関税の引き上げが輸出量低下の原因でもあります。
この様な状況になっても現在の木材需要は依然高く推移し、2017年と2018年は共に昨年度の国内需要数を上回りました。
特に1月から9月までの木材市場は平均239億円規模を日本から輸入し、中国の経済発展を後押しする巨大産業になっています。
こういった需要に制限を掛けるため現在では木材市場に合法性証明制度を施行し、国内消費の一定コントロールに成功しました。
尚国外輸入の資材もBCウッドと呼ばれる低コストの建築木材に集中させるように、行政と取扱い企業とが連携を図っています。
成果は合板タイプから丸太タイプの需要変化という形で表れていますが、中国への輸出総額が50万米ドルを超える国の数が2018年現在では100か国近くに上昇した点も確認できます。
なので木材市場にFSCという国際的な基準を設けて、生産と流通と加工過程に認証制度が策定されました。
ですが様々な制限が加わった事で中国企業による違法伐採も増え、国際的な批判も増えてきてもいます。
よって中国では国有林と呼ばれる行政管理の森林公園を設立し、木材市場と森林保護の両立された市場の特徴を国内外にアピールしているのが現在の市場動向です。