台湾の木材市場の特徴(2018)

日本は四季がはっきりとしている上に雨量も申し分ないという理由から世界的に見ても木材の品質が高いと評価されていますが、同様に木材市場において高い評価を得ているのが台湾が出荷する木材です。
そうした台湾を取り巻く木材市場というのは昨今以前に比べて変化が起こっており、特に顕著なのは台湾の国内における取り扱われ方に関してです。
台湾では以前から現在と変わらぬ良質な木材が出荷されていたのですが国内需要はあまり高いと言えるものではなく、むしろ年を追う毎に出荷数が減り国内需要における木材市場は縮小する一方でした。
そのように木材市場を縮小化させる起因になっている事は実際に台湾の中心部などを練り歩いてみると理解でき、それまで国を代表するような木材建築の建造物は次々と姿を消しており、代わりに見上げる程の高層ビルが至る所にそびえ立っています。
言わずもがな高層ビルと言えば大量の鉄筋やコンクリートなどを使用して建築していくので、たとえ良質だとしても必要に迫られて木材を用いるといったシーンはありません。
比較的近年に至るまで歴史的な住宅などが立ち並んでいた所も再開発に際して立ち退きが行われており、台湾国内の木材使用率は過去最低を更新し続けてきました。
そのため、すっかり国外に対し輸出する量の方が上回っていたのですが、2018年になってから下火になっていた木材市場が再び活気付いてきています。
その理由は、生まれた時から鉄筋コンクリートなどに囲まれた近代的な生活をしていた若年層達が台湾が有する木材の素晴らしさに気が付いたためです。
台湾の木材ならではの香り高い様子はリラックスした気持ちにさせてくれるきっかけになり、優しい見た目と長年にわたって少しずつ経年変化していく様子も一緒に時を歩んでいる様子が感じられるとして高評価です。
再び国内の木材市場を活気づけるべくオフィスなどにもできるだけ導入するようにするというように、意識的に向き合い直すといった様子が特徴的です。