韓国の木材需要について(2018)

日本国内では木材価格の低迷が原因となり、木を切っても赤字になると言われ続けていたことから、国内の林業は厳しい状況が続いてきました。しかし、近年になって韓国内での日本の木材を使った伝統家屋の建設がピークになっていることから、日本国内の木材需要が高くなってきている特徴があります。
日本国内での木材の生産量は、昭和30年代をピークにして約4分の1にまで生産量が低下していたのですが、近年では徐々に回復の兆しを見せ始めています。韓国では韓屋と呼ばれる伝統的な木造建築が見直されており、韓屋の文化を国内に保存しようと建設を推進している状況です。ただ韓屋、クギやネジを一切使用せずに建てる特徴があるため、複雑な加工を施した木材を組み合わせることが必要不可欠となります。そのため、ひと棟完成するまでには長い工期と費用がかかり大きな課題となっていました。
そこで注目されたのが、宮崎の製材会社の機械を使用することで今まで長期間かかっていた加工期間が、日本国内ならわずか3日で完了させることが出来ます。大幅にコストを下げる事ができることから、韓国の建設業者から日本国内の木材が注目を集めているのです。通常の木材として輸出するのではなく、特殊な加工を施すことで木材に付加価値をつけて出荷することができるので、様々なチャンスを広げることが出来る点が大きなメリットになっています。
日本国内で輸出が大きく伸びている中、林業の競争力を高める取り組みも同時に始まっており、全国各地で最新のテクノロジーやマネージメントを教える林業学校が相次いで開校している特徴があります。
林業学校では生徒ひとりひとりの技術や知識を高める事を目的としており、これまでにない林業経営を行える人材を育てる必要があると考えられています。こうした学校を卒業して、新たな林業に挑む若者が増えてきている事から、需要があるところに適切な種類の材料を卸すことで、利益率あげる効率的なビジネスもすすめられています。