ネット通販と木材市場の関係性(2018)

木材市場は、かつては一般的な消費者に対して商品を供給する機会はほとんどなく、建築会社などの法人に向けて卸すことがほとんどという性質の商品を取り扱っているため、一般的な消費者に対して商品を販売することに適しているネット通販という販売形態はメリットが少ないという理由で薄い関係性しかありませんでした。

 

しかし、近頃はDIYなど個人のレベルで、ある程度簡易的な木工作業を行われることが増えてきていてホームセンターなど個人の消費者に向けた小売店に木材が販売されることも珍しくなくなってきています。そのことにネット通販の業界も目をつけない訳はなく、すでに大手ネット通販サイトは既に木材を取り扱っているのです。それを、きっかけにしてネット通販と木材市場の関係性は深まってきています。

 

個人向けの木材の注文は1件当たりの量が少ないことが多いので、その分品質が良い国内の木材を取り扱っている会社で販路を広げるためにネット通販の導入を検討することが増えてきているのです。ですので数年前までは木材をキーワードにして検索エンジンを利用して検索しても数件しかヒットしなかったものが、近頃では非常にたくさんの件数の木材会社の公式サイトがヒットするようになってきています。

 

また個人向けの注文であれば量が少ないので搬送するために重機を用意するような手間をかけなくても済むのです。ですので規模が小さな木材会社で、あればある程ネット通販で販売するメリットが大きくなると言うことになります。

 

近頃建築会社は人手不足による人件費の高騰によって、少しでも経費を抑えるために国内産の値段が高い木材は敬遠される傾向です。この建築会社の国内産の木材離れもネット通販と木材市場の関係性を深めることに拍車をかけているという言うことが出来ます。今後も、このような傾向が強まっていけば、より一層ネット通販と木材市場の関係性が強まっていくことが予測されるのです。