通販における木材・材木販売の注意点(2018)

近年ではインターネットの普及によって、木材・材木販売においても通販が行われています。ただし、通販の実際に見て確認できないという特性上から、木材・材木に関しても同様の注意点を考慮する必要があるのです。
例えば、最も大きな懸念点として、基本的に取り扱う商品は一点ものだということです。天然の木にはそれぞれ木目が異なるため、写真で商品のイメージを表示していた場合でも模様が違うことは避けられない問題になります。また、カットした木材は少なからず角が欠けたり、ささくれが生じる可能性もあります。さらに、木材全般は水分の吸湿や乾燥などによって反りが生じます。塗装によってある程度は緩和されますが、避けることが難しい性質のひとつです。こういった木材が持つ性質は実物を目で見て、手で触るといったことができない通販では問題となることがあります。写真と違う、欠陥品と言ったクレームに繋がることがあるため、必ず注意書きを分かりやすく記載して予防することが大切です。商品ページにはもちろん、別途詳細な利用ガイドページを作成しておいた方が良いでしょう。
販売側では可能な限り反りなどが発生しないように保存方法に細心の注意を払う必要があります。反りや色あせの原因となる直射日光を避けながら湿気にも注意して保存することが求められます。地面に直接置いたり、水気にさらされたりしないように工夫をした保存が必要です。湿気が多いと反りやシミ、変色などの原因になるだけでなく、カビが発生してしまえば売り物にはなりません。通販という販路は魅力的ですが、返品が頻繁に発生してしまえばコストが高くなってしまいます。反りは厚みが薄く、幅は広く、長さがあるほど大きくなりやすい特性があります。そのため、実物との違いが大きくなりやすいものについては、通販では取り扱わないといったことも選択肢のひとつです。逆に購入者側では、木材・材木の特性を理解したうえで購入する必要があるでしょう。