中国における木造建築数の推移(2018)

みなさんは中国の建物をイメージするときコンクリート製のレンガ造りのものをイメージするのではないでしょうか。そのイメージ通り日本の主流である「木造建築」は中国にはあまりなく、コンクリート製のものが現在でも主流です。その最大の理由は、中国の空気の悪さが原因と言われています。空気が悪く自然環境の状態が決して良くない中国では大量の木材の入手が困難だったためです。更に、人口が密集しているため、防火性の高いコンクリートが望ましかった点もその大きな要因だったようです。しかしそのような歴史をもつ中国でしたが、近年では急速な都市化や人々の死活水準の向上に伴い、環境保護や自然への親しみを重視する人々の消費理念が賛同されるようになった結果「木造建築」への注目が非常に高まっていると言われています。
そんな中国における現代的な「木造建築」歴史はあまり古いものではありません。その始まりは1980年代と非常に最近のものです。日本との歴史の違いに驚かれる方も多いことでしょう。一方で日本に比べて非常に多くの人口を抱える中国におけるその木造建築数の増加の推移は目覚ましく、近年では木材資源の不足が大きな問題となりつつあります。その結果、現在は資源の不足ゆえに住宅建築の主流を未だ占めることができていない状況にあるのです。ただし、個人向けの低層高級住宅や観光地域における娯楽施設や休暇施設、公共施設に関しては木造建築がその主流になりつつあるほどその数は着実に増えています。特に、国全体で持続可能な発展やエコロジーな都市建設を目標として掲げているため、木造建築数は今後ますますその数を増やしていくと予測されています。その際に問題になるのはやはりいかに材料を手に入れるかです。その原料となる木材の輸入輸出に関しては日本も無関係ではありません。限られた資源をどう活用していくかは中国だけの問題としてとらえていてはいけないと言えるでしょう。