高度情報化社会における林業の発展性(2018)

黎明期のように趣味性が高いものからインフラの一つとして根付いたインターネットは、その特性により高度情報化社会をもたらしました。
急速にあらゆる面に波及したインターネットによる恩恵は既に全てのカテゴリに行き届いたと考えられる事も少なくないのですが、実はまだ高度情報化社会の波及効果が行き届いていない面として林業があります。
林業は古くから存在している職業であるが故に、既に方式が固定化されているため高度情報化社会による変化が起こしにくいという事に加え、若年層を中心とした人材確保が行えていないという面が影響し、高度情報化社会の影響が最も遅れている分野であると言っても過言ではありません。
そうした実情を踏まえてこれまで現状の方法が長年にわたって続けられてきた林業に対しても高度情報化社会が生み出したテクノロジーが採用される動きが活発化しており、特に高い注目度を集めているのがスマート林業という方法です。
スマート林業というのは職に就く方が大幅に減少してしまった林業にて少ないながらも志してくれた人材を次世代の担い手としてしっかりと育てつつ、森林の管理をIT技術により可視化し安全面に限らずコスト面においても効率的に経営が行えるようにする取り組みの事を指します。
具体的にはかつては長い日数を必要としてしまっていた現地調査にドローンを用いればすぐに森林を空撮する事が可能となり現時点で生えている樹木の様子や育ち方、伐採の具合といった情報を速やかに集められるようになります。
しかも、集められた情報はデータ化して管理する事が可能なので、従来に比較しコストを削減するためにも役立てられます。
そのように効率性を高めてコストが小さくさせられるという事が魅力的であり、急速に着手されているのは無駄な出費を防ぐ事により林業のさらなる発展性が望めるためです。
林業では伐採する手間や期間よりも育成する期間の方が圧倒的に長いので、高度情報化社会の技術を集約させれば需要がはっきりとしやすくなりますし後継者の育成に充てられる余裕も生まれます。