三重県の林業の歴史

日本における伝統的な生業の一つとしてあるのが林業であり、世界を見渡してみても四季が明瞭でより良い木材を得る事が可能であるとして、古くから日本の木材は良いという評価を獲得し続けてきました。
その中でも、特に三重県で伐採できる木材は全国で指折りの材質を有していると日本国内の目が肥えている方々からも良い評価を獲得し続けており、三重県で伐採する事ができる檜には全国各地はもちろん世界中から需要が高くあります。
そのような優れた檜を伐採する事ができる三重県は言わずもがな主要な生産業が林業であり、県内には各地に林業地が点在していますが主要な林業地になっているのが県南部の尾鷲市です。
正確には尾鷲市と紀北町の2つの町を跨ぐような形で林業地が存在しているのですが、全体の敷地面積は4万699平方メートルでありその中の檜を手掛けている民有林の面積は3万3001平方メートルにもなります。
三重県の広い敷地面積の中でも指折りの檜が長い歴史の中で一部のピンポイント的な場所で作られているのは、地域が有している特徴的な土壌が影響しており、表面の土が浅い上に特殊な土が存在している事によって本来の乾きにくい土壌を上手くサポートしているためです。
尚且つ、三重県ならではの温暖でありつつも太平洋から入ってくる雨雲の多くを受け止めて多量の雨を降らせるという土地柄が相まって、檜の栽培には最適であるとし屈指の林業地になっています。
現代にも伝承され続けている三重県の林業の歴史を辿ると1624年の寛永元年にまで遡る事になり、人工的に林を整備する人工造林が施されてからおよそ380年もの歴史を歩んでいます。
しかも、古くは現代のように太くて大きな木材を積載したり取扱する事ができる重機やトラックも存在していなかったので、海に面している三重県という立地は全国に出荷する場合や海外に輸出する場合にも最適であり、コントロールできない天候も味方に付けられた事から他にはない良い立地を三重県は得ていたため林業の県として発展しました。