本当に日本は木材輸出国になったのか

木材が不足していた日本は、長い間木材輸入国というイメージが強かったです。
東南アジアやアメリカ、カナダなど世界中から木材を輸入し世界最大級の木材輸入国として海外の環境団体から厳しい批判を浴びたこともあります。
バブルが崩壊した頃から木材の需要が減り、特に輸入木材は減少傾向にあります。
隣の中国では急激な経済発展により木材の輸入量が増えています。
中国が世界トップの輸入国になった頃から、日本でも木材を輸出する動きが活発になります。
国内では国産の木が大量に使われ、その一方で輸出も地道に続けられます。
努力の甲斐があり輸出量はかなり増えています。
もっとも大きな市場は中国です。
価格が低迷して厳しい時代が続いていた日本の林業ですが、ここ10年で大きく成長します。
木材輸出国としての日本を支えている地域が九州です。
九州は日本の木材輸出の8割を占めています。
日本最大の輸出量を誇っているのが、鹿児島県にある志布志港です。
志布志港には海外から多くの業者が買い付けに来ます。
中には1度に何万本もの丸太を買って帰る人もいます。
中国ではネット通販の人気が高いですが、日本から輸出されたものの一部は梱包材の材料になります。
需要が急激に増えて中国国内では供給が追いつかないため、外国から木材を輸入している状況です。
中でも輸送コストが安く品質もよい日本の木は人気があります。
劣化が少ないのも大きな魅力です。
中国での需要が大幅に増加したことで、志布志港からの輸出は10年間で100倍にもアップしています。
鹿児島と宮崎の森林組合が連携し共同で輸出を行うことで需要に応えます。
中国ではもっと欲しいという状況なので、さらに出荷量が増えると予測されています。
輸出量が伸びたことで山林の所有者も潤います。
全国で最新の技術や管理を教える林業学校も次々と開校しています。
若い世代の技術や知識を高めることで、林業に携わる優秀な人材を育てる計画です。