ホリエモンの学校開講に見る林業専門学校の可能性

ホリエモンこと堀江貴文さんが新たに学校の経営に乗り出すことで、多くの人たちから注目を集めています。堀江さんが開講するのは「ゼロ高等学院」という教育機関で正式な高等学校ではなくて、通信制の学校である鹿島山北高校という学校をサポートする教育機関として開講することになります。この学校で大切にしているのが、机の上で教科書を読みながら勉強するだけでなく、生徒が実際に体験しながら物事を学習していくことを重視していることです。鹿島山北高校がある鹿島市は豊かな自然にも恵まれている地域であるために、堀江さんが開講しようとしている学校では、村づくりによる体験学習などを通して生徒に貴重な体験をしてもらうことも計画されています。こうした堀江さんの活動を通して同時に注目され始めているのが林業専門学校の可能性です。コンピュータ技術の発達などにより紙が日常生活であまり使用されなくなったため、日本では近年、林業に従事する人の数は、減少傾向にあったのですが、体験を重視する堀江さんの学校の登場により、林業専門学校の存在もあらたに見直されてきています。日本では昔から数多くの本が出版されてきた歴史がありますが、江戸時代になるとその数は世界的な規模にもなります。こうした製本のための利用だけでなく、木材は住宅の建築にも広く使用されてきました。日本の家屋は昔からその重要な部分のほとんどを木材で建設していたために、林業は日本人の日常生活にとってなくてはならない存在でした。ですが時代の変化とともに日本人の暮らし方も変わって、木材の需要も減少し、それに伴って林業専門学校の数も減少傾向にあったのですが、今回の堀江さんの学校開講によって、新しい可能性が示されました。体験を何よりも重視する堀江さんの学校と、実技指導などを通して林業の技術を学ぶことができる林業専門学校には通じる部分も多いために、日本を支える技術として林業が再び注目されています。