新潟県の木材市場の現況(2018)

古くから家屋や寺社仏閣の材料として用いられ日本人の暮らしと共にあったスギは「屋久杉」や「吉野杉」が有名です。その中で新潟県産のブランドとして名を馳せているのが「越後杉」です。新潟県の木材市場は、70年から90年という高樹齢の越後杉を原材料にして様々な木製品を企画製造加工しています。近年特に力を注いでいるのが「越後杉の集成材」です。新潟県で育った越後杉は高い強度と優しい風合いが特徴になっています。新潟県が日本全国に誇る確かな品質は新潟県産の「越後杉を原料に使っていること」「充分に乾燥させ狂いがないこと」家造りや家具などに置いても「性能が明確で構造上安全なこと」に終始し、越後杉ブランドを世に知らしめています。四季を持つ日本の気候風土に適した建築材料であり、熱伝導率は哲の200分の1、コンクリートの4分の1という低さです。調湿能力は「タテ10p×ヨコ10p×高さ3mの柱」一本で、一升瓶と同じ量の水分を出し入れできるといわれています。夏は涼しく、冬は暖かい、湿気にも強い理想的な建材でもあります。大きな節があったり、ひび割れがあったり、唯一無二が天然木の特徴ですが、使用する際には欠点になってなってしまうのです。県産集成材はそれぞれの欠点を取り除き良い部分だけを集めた部材になっています。元々環境や人の健康にも良い材質ですから、接着剤には人体に影響のないものを使っていることはいうまでもありません。見た目にも美しく性能も高いのが越後杉の集成材でもあります。新潟県の木材市場としては越後ブランドを前面に打ち出し今後も市場拡大に推進していくとともに地域環境の影響も守ることに尽力していく方針です。杉林を保全していくには間伐が必要不可欠になります。ある程度の樹齢を越えた木は二酸化炭素の吸収量よりも排出量が上回ってしまうのです。新潟県で育成された木材を積極的に保全し活用していくことは地域の山や森林を守り環境に貢献することにも繋がります。新潟県の木材市場は2018年もこの事業を拡大推進していくことが現況になっています。