大分県の木材市場の現況(2018)

大分県内には、全部で16の原木による木材市場が存在しています。ちなみに県内の木材市場の現況は、リーマンショック以降需要が増加傾向にあるのです。そんな大分県の森林面積は約45万3千ヘクタールで、森林率は約72パーセントと全国平均を上回る数字となっています。しかもその中で10齢以上の主伐可能面積は半数以上となっているので、県内の木材資源は非常に充実した状態です。
実際に大分県の素材生産量は非常に高く、特にスギは全国でトップ3に入る事も少なくない程の生産量を誇っています。同様にヒノキも生産量がトップ10に入る年も多く、安定して高い素材生産量を誇っているのです。県としても林業に力を入れており、現況よりも素材生産量の増加を目指し具体的な目標も掲げています。それは2024年に140万?の素材生産量を目指すというものであり、2018年現在もその目標を達成すべく担い手の増加等の努力を行っているのです。
大分県内には全部で16の木材市場がありますが、その内訳は森林組合系が7市場で木協系が2市場に加え民間系が7市場となっています。取引の割合としては森林組合系が約38パーセントで木協系が約5パーセント、民間系が約57パーセントです。特に日田市には7市場も存在しており、早い段階から専門化された製材工場への対応が進んでいます。更に市場で行われている取引内容も、徐々に変化が進んでいるのです。県外への木材の流通量が増加傾向にあるだけでなく、海外への輸出も増加傾向にあります。
そういった流通の変化により、県内で生産された木材の利用方法にも変化が見られているのです。現況では住宅用の資材としてだけでなく、バイオマス発電用として用いられる事も増えて来ています。その上、木材に対する需要が高まる事で製材工場にも変化が見られているのです。県内には約150を超える製材工場が存在していますが、需要の高まりに対応すべく工場の大型化も徐々にですが着実に進んでいます。