宮崎県の木材市場の現況(2018)

宮崎県はスギを中心とする木材の重要な供給拠点となっており、県内の様々な拠点で販売を行っているほか、契約工場等への出荷を行っています。また海外に対しても良質の木材としてその多くを出荷しており、非常に美しい木目を生み出すものとして高値で取引されている傾向があります。
日本国内では木材の需要が低下しており、特に住宅では従来の国産のスギなどを利用したものから鉄筋やその他の特集素材を利用した非常に構造的に堅牢な住宅の需要が増えているため、一時期はその需要が落ち込んでいましたが現在では木材市場は比較的安定しており、宮崎県のスギに関してもその出荷量は安定している現況となっています。その要因の1つとして様々な工芸品に利用されることが多くなったことや、海外で日本の木材の美しさが見直されその需要が増えていることも理由です。様々な国際化が進み日本の木材についてもその丈夫さと美しさが見直されており、様々なところに利用されるようになっているのです。
加えて近年の地震などの影響により木造住宅が非常に見直される傾向にあるのも宮崎県の木材が安定した出荷数を維持している要因です。堅牢な鉄筋の住宅は揺れに対する強度は高いのですが、大きな地震になった場合にこれが堪えきれずに倒壊してしまう危険も少なくありません。木造住宅は効果的に揺れを分散し大きな地震であっても建物の倒壊を防ぐことができる柔軟性を持っています。そのため大きな地震の場合には木造住宅は比較的倒壊しないことがわかっているのです。また見た目の美しさや木目の美しさからテーブルの天板などに利用されることも増えており、様々な用途に利用できるものとして人気を集めていることから木材市場でも宮崎県のスギは人気が高く、これが木材市場の好調な現況の要因となっています。木材を育成することが非常に手間のかかることであるため後継者の問題もあり今後は難しい状況を抱えている面もありますが、近年では若い世代も木材の育成に関わる人が増えている事も安定した供給力を誇っている要因となっているのです。