岡山県の木材市場の現況(2018)

岡山県の木材市場の現況がどのようになっているかといえば、平成20年以降の産出量は横ばいになっており平成30年は若干増加している傾向があります。これは、円高や円安などにも関係がありますが近年は円安の状態が続いていますので、住宅など建築するときは輸入住宅などを別にすれば輸入の木材を利用する方が高くなってしまう可能性があるわけです。そのため、国内の樹木が重宝されているのが現状になります。
岡山県でとれた樹木のうちの9割近くが住宅の建築などに利用されていることが分かっているわけです。住宅の建築数が減少しているにもかかわらず、住宅に利用される木材などが過去10年間でそれほど減少していないのはそれなりの理由があります。その理由の一つは、まず地震に強いことと言えるでしょう。例えば自身がこれにあたりますがかつてはRC住宅と比較した場合木造の耐震性は非常に弱いものでした。実際に大きな地震が発生した場合には、木造は倒壊する可能性が高かったにもかかわらず、RCの方は傾きすらなかったところが多いです。ですが、最近の木造は耐震性が強化されたため、今まで木造では難しかった3階建の建物も耐震性を高めながら建築することが可能になりました。
もう一つの理由は、火災に強い建築物が可能になったからです。火災の時も安いのは木材を使った住宅でRC住宅はほとんど燃えることがありません。内部は延焼するかもしれませんが外にまで火が及ぶことはまずありませんでした。ところが最近の木造住宅に関しては、外に延焼する可能性が少なくなっており都内の家に火が付いてしまうこともめったにありません。このように、災害に強い住宅が建築できるようになってから木造住宅の需要が高まったといえます。これは全国的にもそうですが岡山県でも例外ではありません。
とはいえ、昭和40年代から50年代に比べると木材の需要自体が半分近くになっており全盛期に比べると生産するが減少しており人でも減少しているのが現実になります。ただ、バイオマス燃料などのように木材の良さを理解する傾向もありますので今後安定した供給と需要が見込まれるでしょう。