オーストリアの木材市場の現況(2018)

中央ヨーロッパの南部にあるオーストリアは国土の5割弱が森林です。
森林の面積が広く木材以外の燃料資源がないことと高い技術力を持っていることは日本と共通しています。
オーストリアは森林全体の約6割が針葉樹で生産性が高いです。
木材の生産に利用できる森林が8割以上あります。
オーストリアの森林関連法では1975年に森林の保護などを軸とした森林法が制定されています。
2002年に改正が行われ森林の多面的機能に注目しつつ環境保護や教育、観光に利用することを基本方針とします。
オーストリアの最も重要な林産物といえば木材です。
木材は建材やパルプ、家具など多くの用途があります。
木材産業の雇用も木材輸出も多いです。
オーストリアは木材の輸出国ですが輸入もしています。
輸出の方が多いので収支は黒字です。
森林法をはじめ再生可能エネルギーの固定価格買取制度もあり、産業協力の強固な枠組みに支えられてます。
林業については実務的なことから学術的なことまで様々なレベルで教育が行われています。
オーストリアの木材市場の現状は明るいです。
有名な音楽家を生んだ国として観光客にも人気が高いオーストリアですが、経済の世界でも優良国のひとつになっています。
1人あたりの国民総生産は世界11位で17位の日本よりも上です。
人口が1000万人もいないオーストリアの経済が安定しているのには理由があります。
木を活用して経済的に自立できるように国をあげて取り組んでいます。
森林面積では日本の約15%くらいですが、丸太の生産量は日本で1年に生産する量よりも多いです。
最も身近な資源といえる木を大切にして暮らし、山林所有者に森を管理することを義務付けています。
林業に従事する人は教育を受けることを義務付けられているため、安全に対する意識は高いです。
山の所有者が林業をお金になる産業だと認識しているので、現場のモチベーションも高く森林に付加価値が付いています。