カナダの木材市場の現況(2018)

これまでは日本をはじめとする世界各国に輸出されていた木材の多くはアメリカで伐採された木材であり、木材市場において揺るぎない強い存在感を表していましたが、森林の枯渇と自然保護を訴える声が強まった事を受け、急速に存在感を強めているのがカナダです。
そのようなカナダの木材市場というのは独自性が強い様相になっているのが特徴的でもあり、特にカナダで伐採した木材を自国内で消費する割合は28%しかない様子からもわかるように、その多くが国外に向けて輸出されているというのが現況です。
しかも、カナダが輸出する割合の中で最も多いのは生産量の54%をアメリカに向けて輸出している様子であり、アメリカは規制法が整備された事も相まって年々その割合は高まっているため、今後はますますカナダの木材市場が活気づき世界に尚一層存在感を示すようになるのは必至です。
そうしたカナダの木材市場を急成長させるきっかけになっている木材は製材品として取り扱われている物が主力であり、特にカナダならではの上質な木々が育ちやすいお国柄でもあるため住宅を建築する際の木材として採用される機会が多いです。
日本においては90年代後半をピークとして一戸建て住宅の新築建築数は減少傾向にあるものの、大手ハウスメーカーによる賃貸物件が全国規模で手広く建築されるという様子がよく見られるようになってきているため、相変わらず物件用の建材の需要が高い事には変わりません。
また、一戸建て住宅の新築の需要が減少傾向にある様子は日本に限らず世界で共通している事ですが、相変わらず木材市場が安定的に推移し成長し続けているのは、カナダが物件用の木材の一辺倒になるのではなく長い目で見て市場を見ている事も功を奏しています。
デジタル機器の普及により紙媒体の需要も減少していますが、住宅用の木材に比較すると消費量と需要が高い様子から木材パレットを加工する技術を高め増える需要に対応しているため、木材市場が一極集中的に加熱しているのが現況です。