カンボジアの木材市場の現況(2018)

東南アジアにあるカンボジアは、推定810万ヘクタールのPFEを有している森林資源が豊かな国です。
810万ヘクタールの内訳は346万ヘクタールが自然生産林、462万ヘクタールが保護林で残りが産業木材プランテーションと言われています。
これだけ広大な森林資源を有しているので、カンボジアの木材市場の現況は活況を呈していると思うかもしれません。
しかし実際のカンボジアの木材市場は、持続可能な経営下にある生産PFEはありません。
カンボジアの林業に関するデータも信頼性が低く、現況は不明な点も多々あります。
またカンボジアの森林は適切な管理がされておらず、焼き畑農業や違法な伐採さらには内戦時の化学薬品の影響を受け劣化しています。
劣化している森林面積も、信頼できるデータは発表されておらず不明です。
無許可で伐採された木材が市場にも流れ込んでいるので、カンボジアの現況は混沌としていると言えるでしょう。
木材市場の混沌した状況を生み出したのは、カンボジア政府とされています。
政府は2002年に森林伐採権のライセンスを停止し、要件を満たすまで認めないと発表しました。
その結果増えたのが、森林の違法伐採です。
違法伐採が横行することにより闇の木材市場が活性化し、現在の混沌とした状況を生み出してしまいました。
しかしカンボジアに豊富な森林資源があるのは、誰の目にも明らかです。
2003年に森林管理局が設立されてからはそれまでの森林野生動物部から管理体制が変わり、林業センター改革も策定されました。
まだまだ改革や体制は不十分ですが、国が発展し適切な対応が取れるようになると世界でも有望な木材市場となるでしょう。
豊富な森林資源を活かした林業が発展していけば、国を大きく発展させる原動力になると言われています。
そのためにも違法伐採を取り締まるための法律の整備、適切な流通ルートを構築する体制作りが求められているのが、木材市場の発展には必要です。