クリスマス島の木材市場の現況(2018)

クリスマス島は2つあるといわれています。一つは西経157°、北緯1.5°の赤道直下に位置するキリバス共和国の東端に位置する島です。このクリスマス島はハワイの真南、約2,000キロに位置しており、名古屋市の広さとほぼ同じです。キリバスから日本へ輸出されるものは主に魚介類です。輸出額全体の95.5%を占めるといわれ、さらに魚介類全体の90%を超える製品が生鮮や冷蔵・冷凍のカツオやマグロです。この島の主な産業は観光業といわれ、特産品である天日塩製造はクリスマス島の塩として知られており、カルビーからこの塩を使用したポテトチップスが期間限定で販売されたりしています。そのため、クリスマス島では木材の輸出などはあまり活発というわけではないといえます。しかし、近隣エリアのパプアニューギニアでは住友林業系の木材企業が進出し、フィジーでも日本の大手商社によって木材チップの輸出が進められています。
また、もう一つのクリスマス島であるインド洋にあるオーストラリア連邦領の島が西オーストラリア州のパースの北西約2400キロの位置にあります。また、この島はインドネシアのジャカルタからは南500キロにあります。この島の63パーセントが国立公園に指定され、熱帯雨林で覆われています。この島は自然がとても豊かで、クリスマスアカガニの移動などでも有名な島です。この島ではリン鉱石の採掘と輸出が主要産業となっており、この島では木材はマーケットで取引されているというよりも手つかずの自然のままで残されているという現況といえます。木材市場はあまりメジャーではないといえます。
このように、世界にクリスマス島は2つあり、キリバスのクリスマス島では魚介類の輸出などが多くなっています。また、オーストラリア領のクリスマス島では熱帯雨林は国立公園として保護されています。そのため、2つの島では木材マーケットはあまり活性化されていない状況といえます。