エチオピアの木材市場の現況(2018)

嘗てエチオピアの首都アジスアベバの周辺には熱帯雨林が広がってましたが、1960年代以降の大規模な干ばつと飢餓状態に国民がさらされました。
食糧不足を解消させるために、大規模な農地造成が行われ天然資源である良く育った熱帯雨林が伐採や乱用されました。
1960年代当初には森林伐採を規制するルールが無かったため、建材や薪や炭やや家具に使うため樹木が大量に伐採されて行きました。
森林は徐々に減って行き、植林も全く行われなかったため低木の刺激が続いて、山の整備もほとんど行われずに山々は荒れ果てました。
森林資源の乱用が続き植林も行ってこなかったため、エチオピア国土の未開の森林が3%未満になってしまいました。
森林資源の伐採が原因で熱帯雨林が果たしていた自然の保水効果や洪水防止効果が失われました。
そのため増設した農地に干ばつによって十分な水を確保できず、さらに雨季には洪水被害を受けるようになり、エチオピアの発展を阻害してきました。
恒常化した貧困の悪循環を抜け出すための好機は京都議定書による先進国からの二酸化炭素買取制度で、その制度によって得たお金を使って、エチオピア周辺の森林再生や植林プロジェクトが進みました。
2017年までに森林回復によって、京都議定書による買取制度を使って33万8000トンを超えるカーボンクレジットを得られるようになりました。
2018年の現況では、植林すればするほどカーボンクレジットを得られる事が認知されて、政府が積極的に乱獲によって減少した森林の再生を行ってます。
熱帯雨林気候のエチオピアの樹木の成長は早いため、建築用の製材には向きませんが、バイオマスなどの木材をチップにして様々な燃料を作る事業に向いている事から木材市場ではバイオマス用の木材チップの出荷量が増加しています。
エチオピア政府もバイオマスプラントを国内に作る事業に積極的に投資を行って、道路などの整備を行った結果海外資本のバイオマス工場が増加し続けてます。