グルジアの木材市場の現況(2018)

ヨーロッパとアジアの境となるコーカサス地方にあるジョージアは、かつてグルジアと呼ばれていました。
しかしロシア語由来のグルジアに対する反感は現地の人々の間で根強く、日本も2015年から正式に英語名であるジョージアを使用しています。
今では日本国内でもグルジアと呼ばれる機会は少なくなり、国内でも英語名が一般にも浸透しています。
ジョージアは旧ソ連時代から黒海観光やブドウを中心とした農業が主要な産業で、グルジアワインは今でも有名です。
しかし国土の大部分が山岳であるジョージアでは、林業も重要な産業です。
黒海に面する北西部のアブハジア自治共和国も、木材加工などが主産業となっています。
古くから林業も主要な産業であったジョージアですが、木材市場の現況では中国の存在感が増しています。
一帯一路構想を推し進める中国は、ヨーロッパとアジアを繋ぐ同国にも積極的な投資をこれまで行ってきました。
その影響はジョージア国内の木材市場にも及んでおり、木材分野では中国企業が同国で最大の投資企業となっています。
ジョージアに投資をした中国企業は、2009年から20年間の木材伐採許可を政府から取得しました。
本格的に同国の木材市場に進出した中国企業は、本国の中国だけではなく中央アジアや中東にも木材を輸出しています。
またジョージア西部にあるクタイシ市には自由産業地域を設立して、家具や建築資材を生産する工場も稼働させています。
こうした中国企業の取り組みが進められた結果の一つが、2015年に開催された国際大会です。
ジョージアの首都であるトビリシに作られた選手村の建設工事にも関わり、現況の木材市場において中国企業の存在なくして語れないほど大きな影響力を持ち、同国の木材市場の発展に寄与しています。
中国は一帯一路構想をさらに推し進めていくことが予想されるので、ジョージアの今後の木材市場においても中国企業の影響力は残り続けていくでしょう。