コートジボワールの木材市場の現況(2018)

コートジボワールの木材の面積は3割程度とされ、その大多数が自然の森林です。アフリカのエリアではフランスの影響もあって積極的に木材市場を開拓しており、また品質が良かったことから主要な産業品目の1つとして木材が使われてきました。ところが、伐採だけを行ってそれに代わるものを育ててこなかったために、それまで6割程度あるとされてきた木材の面積が3割程度まで大きく減ってしまったという状況を生み出しています。量も減り、質も悪くなる一方になったことから、現在では価値の高いものだけを伐採し、その対象も特定の大きさのものだけに絞っている状況です。

 

用途別でみると薪炭用だけで全体の8割以上を占め、年々その比重は高まっています。テーブルなどに用いる量も減ってきており、日本ではコートジボワール産のものが人気でしたが、近年はその値段も上がりつつあります。木材市場の現況を見ても、供給がどんどん細り、抑制している傾向にある一方でまだまだ人気は根強いことから市場の取引においても高値で取引されるのが普通です。基本的に海外の木材はここ数年でかなり高くなっていますが、コートジボワールの場合にはそれが顕著になっていると思ってよさそうです。

 

今後コートジボワールではいかに木材資源を守りつつ、貿易を行っていくかというものを模索している段階にあり、これが劇的に改善される可能性は低いと言えます。年々貿易額も減っており、それが回復するには相当な時間がかかります。ということは、木材市場においてもそれなりの値段で維持されていく可能性が高く、安くなる可能性は低いということです。もちろん情勢は大きく変わることから現況を常に確認する必要はありますが、ほぼその通りになりそうです。

 

コートジボワールの木材はヨーロッパなどでも人気が高く、テーブルなどの家具に用いるケースも目立ちます。ただ実際に製品にするまでに相当なコストがかかっていることは確実です。