イタリアの木材市場の現況(2018)

アンティークなど木材家具などで有名なイタリアは、森林資源の乏しい国です。
そのためイタリア国内における木材市場の現況は、海外からの輸入に頼っています。
イタリア国内で使われる木材は、ヨーロッパやアジアなど世界各地から輸入され、家具や住宅の建築など様々な用途で使われています。
しかし現在のように森林資源が乏しいのは、昔からではありません。
かつては森林が同国内には広がり、林業も隆盛を極めていました。
現在のように資源が乏しくなってしまった理由は、古代にまで遡ります。
古代ローマ人は建物を建築するため伐採を繰り返し、この地域の森林面積は減少していきました。
さらに19世紀に入ると伐採は一気に加速し、イタリア国内にある森林の大部分を失うことになったのです。
森林がなくなってしまうと、土壌の浸食が進み林業の発展も促すことはできません。
イタリア国内の土地は林業に適さない状態に陥ってしまったことから、木材市場の輸入比率も高まってしまいました。
林業を発展させ持続させるためには、計画的な伐採や植林が必要だとイタリアの歴史から良くわかるでしょう。
現在は森林保護の重要性が広がっているので、一時期に比べれば状況は好転しつつあります。
数年後には森林面積も増加して、輸入に頼りきっている木材市場の現況も大きく様変わりするかもしれません。
現況の木材市場が様変わりするほどの変化は数十年先になりそうですが、それほどまでに回復には時間がかかることを表しています。
だからこそ木材市場を正常な状態にするためには、無計画な伐採はやめ長期的な計画の元に行わなければいけません。
アフリカやアジアなど発展途上国では違法伐採や一部業者の利益優先主義の結果、森林面積が急激に減少している国や地域もあります。
ですがイタリアの木材に関する歴史を考えれば、計画性の重要性が理解できるでしょう。
イタリアの木材市場の現況のような状態にならないためにも、同国から学ぶところ多々あります。