イスラエルの木材市場の現況(2018)

イスラエルは国土の約6割を砂漠が占めている国で、1年間に50日ほどしか降雨がないといった特徴がある国です。この国では国土のほとんどが砂漠や半砂漠となっており、降雨量も少ないという特徴があります。また、南部にあるネゲブ砂漠は国土のかなりの割合を占め、乾燥して切り立った山々が存在するという地理的な特徴もあります。
しかし、この国は農業的には食糧のほとんどが自給されているということや農産物輸出なども行われている農業大国でもあります。地中海沿岸の平野部に国民の大半が住み、この平野部は肥沃な農地地帯であります。北部のガリラヤ地方およびゴラン地方はこの国の中でも比較的豊富な雨量があり、常に緑が保たれている状態になっています。そして、イスラエル最大の湖、ガリラヤ湖がイスラエルを潤す重要な水がめとして存在しています。しかし、これらの地域でも高い木はまばらで、木材市場については輸出よりも輸入のほうが多い現況といえます。
木材の輸入については、2009年5月にイスラエル政府は輸入木材のこん包材について、植物検疫の国際基準No.15の改正に伴って改正となった新たな規則を2009年10月1日から施行する旨を各国に通知しました。そして、2009年10月1日からイスラエル農務省は、輸入木材こん包材について新しい国際基準での規則変更が施行されました。この規制は2009年6月23日から実施されましたが、9月末日までの猶予期間も設けられました。そして、2009年10月1日の入港日からはイスラエルに輸入される全ての木材こん包材には国際基準マークの表示が必要であるということが通知されたのです。
このように、イスラエルでは木材市場はそれほど活況ではなく、海外からの木材輸入のニーズがあるといえます。そして、日本の小国杉などの日本のSUGIブランドに関心をもつイスラエルの人々もおり、木材に関する興味も全体的にあるという状況といえます。