ケニアの木材市場の現況(2018)

ケニアは地平線まで見通す事が可能な広大な砂漠と突出した乾燥気候が特徴的ですが、そうしたケニアならではの土壌と気候が影響し世界的に見ても芳しくない現況になっているのが木材市場です。
ケニアは国土の80%が乾燥地帯もしくは半乾燥地帯であり、国土自体は決して狭くないのにも関わらず森林が占める面積の割合はわずか1.7%しかありません。
当然、あらゆる物事で木材を使用しなければならないのはケニアであっても例外ではないので、必要に迫られ70%を超える割合で薪炭に頼っている現況です。
また、ただでさえ決して多くない自国における供給量を切迫させているのが、人口が増加の一途を辿っている様子であり、人口が増加すれば生活を成り立たせるために木材を使用しますし、住宅などの建築も活発化するため常時大量消費され、圧倒的に供給量よりも需要量の方が上回っています。
そのようにケニアは木材市場を発展させる事が根本的に難しい状況下に置かれている上、地球規模で悪化の一途を辿っている地球温暖化により尚一層砂漠化と乾燥状態が顕著になってきているので、需要量がさらに高まっているのにも関わらず唯一の自給率は低くなり、他国からの輸入に頼るしかなく国の支出に大きな打撃を与えています。
そこで、現状打破を目的としてケニアにて行われているのが木材市場を再生させつつ活発化させ、最終的には自国の需要量を上回るほどの供給量を作り出して輸出にまで漕ぎ着けるプロジェクトです。
木材市場の活性化を目的としたプロジェクトにはケニアの現地民に限らず、世界中から多くのパートナーが集い作業にあたっており、草木が一切生えていない砂漠に対し木々を一本一本植樹していきます。
もちろん、従来の様子で木々を植樹しても顕著な乾燥状態により再び枯れてしまったり、様々な用途で使用可能な木材に仕上げる事はできないので、ケニアの気候に特化した種類を選び将来に向けて植樹を行っています。