リベリアの木材市場の現況(2018)

リベリアは豊富な森林資源があり、木材に関してもリベリアの産業を支える存在になる一方で、内戦が発生していることでこの資源に重大なダメージがかかっていることが指摘されています。リベリアの場合はそのほとんど自然林であり、国土のほとんどは森林というところです。ところが、確実に保護されているエリアはほんの一部とされており、その大部分は保護されておらず秘密裏に木材が輸出されているような状態にあります。木材市場においてはリベリアの木材はかなり出回っている一方でそれが資金源となり、武器などの費用に捻出されているなどの疑惑を生みだしている状況です。

 

リベリアの木材の現況ですが、そのほとんどは中国に向かっていると言われています。中国は世界一の木材輸入国であり、海外の木材市場において高騰を見せるのは中国の影響が大きいのは明らかです。リベリアの木材は以前は禁輸がなされていましたが、その時期でも極秘裏に中国へ輸出されていたことが指摘されており、8割程度は中国に行っていた可能性が高いです。ほとんどは丸太の形で輸出されており、つまり、自然の林の中に入ってそこで切ってそのまま運び出した形です。違法で伐採された可能性が高いなど、リベリアの木材市場はこうした動きに大きく翻弄されており、今もその流れにあります。

 

以前は中国以外の国に輸出されており、フランスやドイツが代表的な取引相手でした。実は日本も1980年代は盛んにリベリアと取引を行っており、アフリカだけでみればガボンに次いで多かった時もありました。このように世界的に需要があることは言うまでもありませんが、内戦が発生したことで事態は大きく変わってしまいました。以前のような関係になることは考えにくく、今後も中国などを相手に取引がなされる可能性が高いです。国を代表する産業の1つになっており、まだ資源は豊富にありますが、どのように資源を確保し続けていくかが今後の課題です。